【コンクールに出場する「アンサンブル パラット」のメンバー=伊賀市緑ケ丘東町で】

コロナ禍で1年延期

 三重県伊賀市を拠点に活動している女声合唱団「アンサンブル パラット」が7月24日、兵庫県宝塚市の宝塚ベガホールで開かれる「宝塚国際室内合唱コンクール」に出場する。

 同市が国内外の少人数の室内合唱団を対象に1984年から毎年開催している伝統あるコンクール。昨年7月にシニア部門(50歳以上でメンバーの平均年齢が60歳以上)で出場予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期になった。

 今回、海外参加は無く、「演奏ジャンル」「曲目」「出場部門」にとらわれない特別バージョンで開かれるという。18団体が8から12分の持ち時間の中で演奏し、最高位の兵庫県知事賞などを目指す。

 同合唱団には現在、60代の女性9人が所属。藤原靖子さんの指導、廣岡由佳理さんのピアノ伴奏で、上野東部市民センター(同市緑ケ丘東町)を会場に週1回練習しており、三重県合唱アンサンブルコンテスト金賞など受賞歴も多い。

 昨年3月から半年間はコロナ禍で練習できず、9月に再開したものの、さまざまな制約の中で自主練習を余儀なくされてきた。12月以降、コンクールへの出場を励みに藤原さんの指導で練習を重ねている。

 当日は女声合唱曲集「光と風をつれて」より「はじまり」と熊本県民謡「五木の子守歌」など3曲を歌う。

 代表の馬場知江子さんは、「優秀な合唱団が数多く出場する憧れのコンクールで、まさか予備審査に合格して本選まで進めるとは思っていなかった。1年延期になり、本番に挑むメンバーの結束は更に強まった」と話す。指導する藤原さんは「本番まで一歩ずつ丁寧に仕上げていき、ホールに美しい歌声を響かせたい」と話している。

2021年7月10日付799号2面から