【サプライズで行われた昨年の打ち上げ花火(2020年7月23日撮影)】

 三重県名張市の夏の風物詩「名張川納涼花火大会」の実行委員会は7月9日、79回目を迎える今年の花火大会について、新型コロナウイルス感染対策を考慮し、8月中旬と9月下旬の2回に分けると発表した。打ち上げる時間は5から6分程度、各回75発以下とし、小規模で開催する。

 打ち上げる日にちのみ、それぞれ3日前までに市観光協会ホームページで公表するが、時間は非公表。「密」回避のため集客はせず、打ち上げ場所は「名張川左岸」の表現に止め、露店営業や観客の場所取り、食べ歩き、宴席の自粛を求める。感染状況や天候によっては延期する。

 花火大会は例年、7月に開催してきた。昨年はコロナ禍で日時と場所を非公表とするサプライズ花火として7月23日に約70発を打ち上げたが、市民から「音が鳴ったが何か分からなかった」などの意見が寄せられたという。今年は他地域の開催方法を参考に、事前に公表する情報を増やした。

 時期の設定理由は、8月中旬は同市出身者の帰省が多く見込まれるため、9月下旬は三重とこわか国体の出場選手らが多く滞在するためとしている。

 同実行委員会の杉本一徳事務局長は「伝統の夏の風物詩。感染対策を万全にした上で、皆さんに楽しんで頂きたい」と話した。