【(左写真)鴻之台・希央台まちの保健室に配備された生理用品入りの袋を手にする職員、(右写真)市役所1階の市民相談室案内に設置されたカード=名張市鴻之台1で】

 新型コロナウイルスの影響などで経済的に困窮する女性を支援しようと、三重県の名張市社会福祉協議会は7月7日、市内各所で生理用品の無料配布を始めた。市内の団体や企業から寄せられた「生理の貧困」対策の寄付を基に、1584パックを用意。相談窓口の案内ちらしも一緒に付け、サポートにつなげる。

 配布場所は、市総合福祉センターふれあい(丸之内)2階の同社協地域福祉課とイオン名張店(元町)3階の福祉まちづくりセンター、市役所(鴻之台1)1階の市健康・子育て支援室、市内15か所の「まちの保健室」、市民情報交流センター(希央台5)内の市男女共同参画センター。

 配布時間は平日午前9時から午後4時まで(福祉まちづくりセンターは午前10時から午後5時まで。男女共同参画センターは月曜を除く午前9時から午後5時まで)。氏名や住所の申告は不要で、各配布窓口にある「生理用品をお配りしています」と書かれたカードやシートを示すと、1人1パック(30枚入り)受け取ることができる。

 また一部は、市内の小中学校19校で必要とする児童生徒向けに、市教育委員会を通じて各校の保健室に配備する。

 生理用品の購入資金は、名張ライオンズクラブと市内3社から6月25日に寄付された計20万円を充てた。同社協では、生理用品に関する寄付を引き続き受け付ける。

 問い合わせは同社協地域福祉課(0595・63・1111)まで。

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