【作品を紹介する上田さん=名張市竜口で】

 力強く伸びる木の根などを題材にした絵で知られる三重県名張市竜口の画家、上田真澄さん(63)の水彩画の個展が、6月19日から27日まで伊賀市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。入場無料。

 京都の美術短大を卒業以来、絵画に力を注ぎ、美術文化協会会員でもある上田さんは、地元の市民センターサークルや愛好家グループに所属し、年間を通じて各地で作品を披露している。個展は2年ぶり6回目で、伊賀市では初開催となる。

 最近は特に、水彩特有のにじみやぼかしなど、水と一緒につくり出す、柔らかく自然な表現を増やしているそうで、「違う色を置いても、色同士がなじみやすく、作品の幅が広がったように感じる」という。

 今回の出展作品は墨を用いたものも多く、木の根を始め、花、里山の風景など、はがき大から100号まで25点ほどが並ぶ予定。販売もある。時間は午前11時から午後6時(27日は同4時)まで。

 上田さんは「コロナ禍でも自然の中を歩いていると、木や草などはお構いなしに育っていて、自然は強く、人間は弱いのかもしれないと感じる。大きな木からはパワーをもらえる気がする。森の中に入ったような、ほっこりとした感覚になってもらえたら」と話した。

 問い合わせは上田さん(0595・63・9339)へ。

2021年6月12日付797号2、3面から