【ウッドデッキの設置予定場所で寄付を呼び掛けるカフェのスタッフ=名張市青蓮寺で】

 青蓮寺湖を見渡す高台に、皆が集まれるウッドデッキやブランコを作りたい―。新型コロナウイルスの終息後に、家族連れなど大勢の人が集まれる場を整備しようと、三重県名張市青蓮寺の旧キャンプ場「ロマンの森」の活用に取り組む市民有志が、資金調達のためのクラウドファンディングを始めた。寄付者には「青蓮寺の魅力が伝わるもの」をリターンとして届ける予定だ。

「皆が集まれる場に」

 キャンプ場は10年以上前に閉鎖され、現在は管理棟を改装した飲食店「ユノカフェ」が営業中。同店と工務店「yuno工房」、デザイン会社「リタデザイン」がチームを結成し、2015年からこの場所を舞台に「森のはるかぜマルシェ」などの集客イベントを年2回開いてきたが、コロナ禍で昨春以降は開催を断念している。

 寄付は1口1500円から50万円で、6月27日締め切り。主なリターンは、青蓮寺近隣の店舗で使えるチケットや、風景印入り青蓮寺ダムポストカード、青蓮寺湖観光村のブドウ、犬用トリーツギフト、ウッドデッキ完成披露パーティー参加券、ロマンの森での貸切花火大会など。幅約20メートル、奥行き約8メートルのウッドデッキは湖が一望できるカフェ西側に設置予定で、7月から工事に取り掛かり、完成後は、年2回のイベントだけでなく、青空の下でのライブや発表会、デイキャンプ、バーベキューなどで活用していきたいという。

 高校時代などに野外活動でこの場所を訪れたことのある同店店長の山中雅子さん(36)は「青蓮寺の四季折々の自然の素晴らしさを知ってもらうきっかけにしたい。子どもたちの世代まで人が集い、愛される場所にしていきたい」と募金を呼び掛けた。

 「ロマンの森活用プロジェクト」への寄付は、クラウドファンディング「キャンプファイヤー」のウェブサイト(https://camp-fire.jp/)から。

 問い合わせは同プロジェクトの専用窓口(070・8423・5498)、または電子メール(romanwood.cf@gmail.com)で。

2021年5月29日付796号11面から