【協定書を手にする亀井市長(左)と中井社長=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市と上野ガス(伊賀市上野茅町)は6月2日、災害時の飲用水供給で協定を結んだ。地震や風水害が起きた場合、名張市の要請に応じて、宅配水事業も手掛ける同社が飲用水入りのボトルとウォーターサーバーを市内の避難所などに届ける。

 上野ガスによると、伊賀地域にある拠点では飲用水12リットル入りのボトルを常時計約500本、サーバーは100台ほど保有しており、災害時の一次対応では1日あたり最大約4000リットルの飲用水を届けることを想定しているという。飲用水とサーバーの料金は後日、市が同社に支払う。市によると、サーバーには温水機能を使えるものもあり、乳児のミルク調乳にも活用できるという。

 協定書に署名した亀井利克市長は「飲用水の確保は最重要。協定で市民の安心安全が一層拡充する」と述べ、上野ガスの中井茂平社長は「万が一に備え、市民の役に立ちたい」と話した。

 上野ガスは、伊賀市とも同様の協定を2019年9月に締結している。