【穴窯の上部から出た火でトーチに点火する阿山地区の住民自治協議会長ら=伊賀市丸柱の「伊賀心窯」で】

 今秋開催の「三重とこわか国体・三重とこわか大会」のシンボルとして、オリンピックの聖火に相当する「炬火(きょか)」となる火種の一つが、三重県伊賀市丸柱にある伊賀焼窯元の穴窯で5月28日、採火された。市内6地区から集められた火が8月下旬に1つとなり、9月25日の総合開会式で、県内市町から持ち寄る火とともに炬火台にともされる。

 この日は午前10時ごろ、同市丸柱で「伊賀心窯」を営む小島憲二さん(68)方を、阿山4地区(河合、鞆田、玉滝、丸柱)の住民自治協議会長らが訪問。25日夜から花器などを焼いている穴窯の上部から火を採り、4本のトーチから、県産材などを使った受皿に火を移した。

 採火に関わった河合地域住民自治協議会会長の上林良畝さん(72)は「国体までに新型コロナが終息してくれることも併せて願っている」、小島さんは「大会に向け、それぞれの立場で頑張っている人たちの努力が良い形で現れることを期待している」とそれぞれの思いを話した。

 市内では8月までに全6地区で採火を終え、8月22日に「集火式」を開く予定。