三重県は5月17日、伊賀市の50代男女3人を含む県内男女29人(四日市市発表分9人含む)が新型コロナウイルスに感染し、5月中旬に陽性となった男性2人の変異株感染が判明したと発表した。県内の感染者は延べ4490人、変異株感染者は818人となった。

 発表によると、伊賀市在住で県外に勤務するパート従業員の50代女性は、4月26日から28日と5月6日から7日に出勤。3日にも県外を訪問しており、濃厚接触者として同居家族3人が特定されている。同市の50代会社員男性は、県外への訪問はなく、県外の人との接触歴は調査中。14日まで出勤があり、県では濃厚接触者の職場関係者2人と、4日に会話をしていた接触者の別居家族2人、職場関係者1人を調査する。また、男性の同居家族の50代女性も陽性が確認された。

 いなべ市では、10歳未満から50代の同居家族4人が感染。県外感染者の別居親族と9日に食事をするなど接触があった。4人のうち、10歳未満の小学生男子と医療関係従事者の50代女性は、それぞれ14日まで出勤・登校があり。濃厚接触者として職場同僚2人、接触者として学校関係者60人、職場関係者約100人が特定されている。

 桑名市在住で、県立朝明高校(四日市市)に通う10代男子高校生は、3日と4日に県外を訪問。14日まで登校があり、濃厚接触者は同居家族4人と学校関係者8人、接触者は学校関係者43人。

 この他にも、桑名市で4人、伊勢市で3人、津市、鈴鹿市、亀山市、松阪市、木曽岬町で各1人が確認された。

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