【花束を贈る地元住民=伊賀市霧生で】

 受診者の減少で、3月末に閉所となる三重県の伊賀市国民健康保険霧生診療所(同市霧生)では最終診療日となる25日、これまでの感謝を伝えるセレモニーが開かれ、患者など地元住民ら7人が担当医に花束と感謝状を手渡した。

 同診療所は1956年から青山診療所として開設後、地元在住の医師が診療を担当。一時は医師の不在で休止したこともあったが、2009年からは名賀医師会や地元医療機関の協力で、毎週木曜日に担当医2人が交代で診療をしていた。

 この日、セレモニーで花束を受け取った城祐輔医師(44)は「住民たちの健康のために、お手伝いできたことはかけがえのない経験。この経験をもとに、今後も地域の役に立てれば」と話し、霧生区長の上田三男さん(73)は「地域福祉向上のために、大変なご尽力をいただき、ありがたかった」と感謝を述べた。

 診療所を利用していた杣谷静子さん(82)は「今後も引き続き、主人の車で城先生の医院まで通いたい」と話していた。