【保護犬を抱く橋本さん=伊賀市服部町で】

YOU紙面で1年間情報発信

 “哀犬家”にならないで。三重県伊賀市を拠点に活動する動物保護団体「わんらぶ」(服部町)は、犬を飼う上での正しい考え方を広く伝えるため、YOU792号から1年間毎月、紙面に啓発広告を掲載する。代表の橋本慶志子さん(20)は「活動する中、伊賀地域は動物への意識がまだまだ低いと感じることがある。つらい思いをする犬も人間も、ゼロにしたい」と訴える。

 同団体は、保護活動歴約35年の母・優さん(49)と鈴鹿医療科学大学2年で臨床心理学を学ぶ橋本さんが5年ほど前に立ち上げた。飼い主やブリーダーに放棄されたり、保健所に保護され飼い主が見つからなかったりと、さまざまな理由で行き場の無くなった犬を引き取っている。世話をしながら、人に慣れる訓練や最適な里親探しをしており、現在は18匹がいるという。

安易さが飼育放棄に

 近年は、年老いた飼い主が亡くなったり、体力的に犬の世話が困難になったりといった高齢化に由来するものや、家族のアレルギー発覚など家庭環境の変化による飼育放棄が多いという。更に最近は、コロナ禍で家庭での時間が長くなったことで、癒やしを求めて安易に飼い始めてしまった結果、飼育放棄につながるケースもあるという。

YOU792号での啓発内容

 橋本さんは「飼うことは、命を預かるということ。犬の場合は15年以上、その命を終えるまで世話ができるか、本当に環境が整っているか、飼う前に十分に考えてほしい」と強調する。

 啓発広告では、狂犬病予防注射やリードの大切さ、散歩時のマナーなど、犬を飼う上で参考になる情報を、画像共有アプリ「インスタグラム」の団体アカウント(@animalrescueonelove)と連動させながら紹介していく予定。

2021年3月27日付792号2、3面から