伊賀鉄道の上野市駅(伊賀市上野丸之内)で1月21日、放火に備えた合同訓練があった。同鉄道社員や警察、消防の職員ら約30人が参加し、連携しながら対応の手順を確認した。【訓練で列車に放水する伊賀消防署員=伊賀市上野丸之内で】

 訓練では列車が駅に到着時、乗車していた犯人がまき散らしたガソリンに火を着け、車内にいた乗客2人と犯人が火傷を負った想定で実施。

負傷した犯人を車外に運び出す参加者

 同鉄道の社員が乗車客の避難誘導や負傷者の救護をした後、通報を受けて駆け付けた消防署員がホースを伸ばして列車に放水した。伊賀署員は犯人の検挙など対応の流れを確認していた。

 訓練の後、伊賀警察署の三田康弘警備課長は「コロナが厳しいなかですが、夏には東京オリンピック、秋には三重とこわか国体が控えている。このような大規模行事に備えて、異例事態が発生した場合の対処方法を訓練する必要がある」と話した。