1年の無事を祈願する、伊賀市古郡の常福寺の恒例行事「初祈祷(きとう)護摩供」が1月3日行われ、祈願に訪れた住民や総代らが家内安全や疫病退散などを祈った。【初祈祷の様子=伊賀市古郡で】

 午前9時からの1回目の祈祷には約30人が来訪。織田杲深住職ら7人の僧侶が般若心経や観音経を唱え、護摩木をたき、祈願札やお守りなどを火で清めた。祈祷を受けた後は、水牛の背に座った「大威徳明王」を始めとした本尊・五大明王像に手を合わせた。

五大明王像に手を合わせる参詣者。中央奥に大威徳明王が乗る水牛の頭が見える

 初祈祷に訪れた人たちに向け、織田住職は「昨年は多くの方が難儀をし、痛ましいことが続いたが、この難儀を乗り越え、一日でも早く平常に戻りたいのが我々の願い。初心に帰って祈念し、希望の日々が戻ってくると信じて祈願した。日々精進して頂けたら」とあいさつした。

 例年は祈祷後に境内で忍者ショーや振る舞いなどがあるが、今年は感染予防のため中止になった。毎年祈願に訪れているという古郡の前田憲一さん(71)は「家内安全、交通安全、新型コロナの終息を祈願した。孫たちまで皆が健康で安心して過ごせる1年にしたい」と話していた。