伊賀市の住民団体「阿波のくらしをまもる会」などは12月11日、「(仮称)ウインドパーク布引北風力発電事業」の撤回を求める要望書と署名簿を県に提出したと岡本栄市長に報告した。

 同事業では、中部電力の子会社「シーテック」(名古屋市)が伊賀市と津市にまたがる山地に出力2300キロワットの風車28基の設置を計画している。まもる会などは騒音や超低周波音、振動による健康被害や自然・環境破壊などを危惧しており、地元の住民自治組織に対しアンケートなどを要望していたが、実施に至っていない。

 県への提出は今月3日。まもる会によると、地域住民1000人のうち521人が署名した。小川知子代表は「地域の民意が示されたと考えている」と話す。

 岡本市長は10月、鈴木英敬知事宛てに「地元住民自治協議会の考えと一部の地域住民との間に、事業に対する理解や考え方に大きな差異がある」などとする意見書を提出している。