オリジナルのリボンはいかが―? 伊賀市東高倉のタイラ・ガブリエレさん(31)は、新生児から大人まで使えるヘアアクセサリー用のリボンを手作りしている。好みの色や髪の量に応じ、母国ブラジルの材料と日本の布などを組み合わせた一点ものの数々だ。【自作のリボンを見せるタイラさん=伊賀市東高倉で】

 1997年に親の仕事の関係で来日し、現在は通訳として活動。昨夏、長女(2)の髪に付けるリボンを買いに行ったが、気に入ったものが無く、「それなら自分で作ろう」と思い立った。

 タイラさんによれば、ブラジルでは幼い子のためにヘアアクセサリー用のリボンを買い求める親が多いそうで、最初はブラジルから材料を取り寄せ、ブラジル流で作っていた。リボンやベルベットなどの生地にフェイクファーやビーズなどを飾り付け、ゴムやクリップで髪の毛に止めるようになっている。「ブラジルの人と日本の人のどちらにも好まれるようなデザイン」のものをそろえているそうで、最近はペット用も用意している。

 タイラさんは友人と2人で12月5、6日に県立ゆめドームうえの(同市ゆめが丘1)で開かれる手づくり作家らのイベント「イガデハク」に「Ribonjour」(リボンジュール)の屋号で出展予定。「お気に入りのリボンを見つけに、ブースに立ち寄ってみて」と来場を呼び掛けている。

2020年11月21日付784号3面から

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