JR西日本管轄の関西線の亀山-加茂間を走る全14両の車両内に、地元高校生がデザインしたオリジナルの駅名表示案内板が9月末から設置され、乗客の目を楽しませている。【高校生がデザインした駅名表示案内板】

駅付近の名所 絵で紹介

 今年6月、同線を受け持つ亀山鉄道部が30周年を迎えたのを記念し、伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)工芸デザイン科の生徒にデザインの制作を依頼したもの。

 掲示板の大きさは横1メートル、縦36センチで、区間内12の駅名表示に加え、それぞれの駅がある地区の風景や名所などを手描きやパソコンで処理した図柄があしらわれている。

 柘植駅(同市柘植町)はツツジ、伊賀上野駅(同三田)は城や手裏剣などだ。図柄によって全部で7パターンあり、各車両の出入り口などに2枚ずつ設置した。

 今回の取り組みを企画した同鉄道部の竹内允貴運転士は「鉄道を利用して頂いているお客さまの顧客満足度を高めて頂く目的で、2年半前にも上野南中学(同森寺)の生徒さんに『忍者の里 伊賀』の看板の製作を依頼した。今も伊賀上野駅のホームに掲示しており観光客からも好評」。

 同高工芸デザイン科の中山啓介教諭は「伊賀全体のイメージをひと目でわかりやすく表現しようと、生徒一人ひとりが個性的な発想で取り組んでくれた。卒業記念の良い思い出になった」と話す。

 また、同鉄道部の運転士がデザインしたヘッドマークのステッカーも制作。「サンキュウ亀山鉄道部30周年」の英字マークと新旧の車両をデザインした2種類を作り、1車両の前後に貼った。

 同鉄道部の友田明石鉄道部長は「地域に支えられて30周年を迎えることができた。今後も地域に密着し、皆さまの満足を得られるよう努力していきたい」と話している。

2020年11月7日付783号4面から