伊賀地域の高校生による書評合戦「ビブリオバトル」が11月3日、名張市東町の名張高校で開かれた。参加した10人が県大会の出場権2枠を懸け、小説からビジネス書まで、一押しの本の面白さや奥深さなどを語った。【お気に入りの本を紹介する村尾さん=名張市東町で】

 伊賀地区学校図書館協議会と県教委の共催で、毎年秋に開いている。今年は上野高、伊賀白鳳高から各2人、名張高、名張青峰高から各3人の計10人が参加した。

 5人ずつ2つのグループに分かれ、制限時間5分以内で本を紹介し、観戦者が一番読みたくなった本に投票。各グループ1位を決めた後、決選投票し、最多得票を集めた本が「チャンプ本」に選ばれる。生徒たちは本のあらすじや登場人物の魅力、引き込まれたポイントなどを熱弁し、発表後は質問にも答えた。

 「チャンプ本」には名張高1年の村尾美月さん(16)が紹介した「流星の絆」(東野圭吾著、講談社)が選ばれた。何者かに両親を殺された三兄妹の仇討ちを描いた作品で、村尾さんは「協力し合って生きていく兄弟の固い絆に考えさせられた。重い話だが、妹が恋に落ちたりする場面もあり、読みやすく時間を忘れるほど引き込まれる」と語った。

 選出後、村尾さんは「みんなのすごい発表の中で選ばれてうれしい。県大会ではもっと落ち着いて発表したい」と話した。12月13日に津市で開かれる県大会には、決戦投票に進んだ名張青峰高1年の藤島唯花さん(16)と2人で出場する。

参加した高校生たち=同