通学時の安全確保などのため、名張市の蔵持小学校(蔵持町原出)近くにある見通しの悪い交差点付近が9月8日から、平日・土曜の登校時間帯が一方通行の時間規制となった。名張署では当面の間、時間規制の周知などのため、地域住民らとともに見守りを実施している。【交差点で児童を誘導する警察官ら=名張市蔵持町原出で】

 同署などによると、新たに時間規制を導入したのは、県道蔵持霧生線の、南北に通る市道と交わる信号の無い交差点から西側の一部。毎朝見守りをしている名張少年サポートふれあい隊の久保田光男さん(76)によれば、付近の県道は車同士が対向できない幅員で、交差点付近は特に朝晩の交通量が多く、8日以降は規制開始を知らないドライバーらに注意を促しているという。

 11日は午前8時前から、同ふれあい隊と署員ら計10人ほどが交差点周辺に立ち、横断歩道を渡る児童らの誘導や、減速せず通過する車両への注意喚起など、1時間ほど見守りを実施した。

 久保田さんは「この交差点は見通しが悪く、注意して通る車は多いが危険。車も人も安全に通ってもらえたら」と話した。

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