名張市の薦原小学校(同市薦生)の5年生20人が9月2日、6月初旬に苗を植えた田んぼで稲刈りを体験した。収穫した稲は精米後、11月におにぎりを作って食べる予定で、児童たちは「食べるのが楽しみ」と汗を流していた。【刈り取った稲の束をはさに架ける児童=名張市薦生で】

 同小では15年ほど前から、地域住民の協力を得て、年間を通して米作りや環境問題を学んでいる。例年5月上旬だった田植えは新型コロナによる休校で6月3日に延びたが、梅雨明け後の好天続きで稲の生育が早く、台風が接近していることもあり、この日の刈り取りとなった。

刈り取る前の田んぼ。右側が「5」、左側が「V」の字の形になるよう植えられている

 児童たちは、地域ボランティアの松並昭男さん(72)から鎌の使い方を教わった後、稲(コシヒカリ)で「V」と「5」の2文字を描いた約100平方メートルの田んぼに入った。自分たちで作った4体のかかしが見守る中、倒れた株も少しずつ刈り取り、稲の束の中央部をわらで縛ってはさに架けていった。

 稲刈りを終えた児童の一人は「初めてだったけど、鎌がよく切れるのでびっくりした。最後の1本まで残さず刈り取るのが難しいと思った」と話した。