新型コロナウイルスに感染した鈴鹿市の介護施設職員(50代男性)の接触者調査を実施していた三重県は8月31日、男性が勤務する同市の特別養護老人ホーム「伊勢マリンホーム」に入居する60代から90代の男女計11人が陽性と判明し、県内5例目のクラスター(感染者集団)になったと発表した。

 県薬務感染症対策課によると、11人のうち9人は発熱やせきなどがあったものの重症者はおらず、2人は無症状。県では同ホームに勤務する職員と入所者計167人のうち、同日までに92人の検査を実施して80人の陰性を確認しており、残る75人の検査を進めている。

 県内の感染者数は、31日に発表された四日市市分の1人を含め、延べ380人となった。

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