三重県は8月30日、四日市、桑名、鈴鹿の3市で30代から50代までの男女計3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同日の四日市市発表分(1人)を含め、県内の感染者数は延べ368人となった。

 県薬務感染症対策課によると、四日市市以外で陽性が判明したのは、桑名市1人(30代女性)、鈴鹿市1人(50代男性)。うち鈴鹿市の介護施設職員50代男性の感染経路がわかっていないといい、県では濃厚接触者に当たる同居家族(計3人)と同施設関係者約100人程度の調査を進めている。同19日に出勤はしているが、行動履歴で県外の訪問や県外の人との接触歴や公共交通機関の利用はなく、普段はマスクを着用していたという。

 男性は21日に外科的な治療のため医療機関を受診したが、その際に発熱(37・1度)、関節筋肉痛があったという。22日には解熱したものの味覚障害、嗅覚障害が続き、27日に別の医療機関を受診し、検体を採取。29日に陽性が判明し県内の医療機関に入院している。現在は軽症から中等症(味覚障害、臭覚障害)。

 桑名市の30代女性は、28日の陽性者と接触があり濃厚接触者として同日に検体を採取し、29日に検査の結果陽性と判明した。29日から県内医療機関に入院していて現在も無症状という。濃厚接触者は職場同僚の4人。公共交通機関の利用はなく、普段はマスクを着用しているという。

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