定年を機にスポーツジムで筋力トレーニングを始めて17年になる、名張市つつじが丘北7の且田英行さん(81)。力強い肉体を維持し、「こんな筋肉隆々で体幹のしっかりした80代はいない」「あと50年は生きる人だ」と、孫ほども年の離れた周囲の若者たちを驚かせている。【60キロのバーベルを挙げる且田さん】

 和歌山県出身で、高校卒業後は大阪の電力会社に就職し、長年火力発電所で運転管理に従事してきた。趣味で山登りをする程度で、特別な運動はしてこなかったが、40代半ばからはゴルフを始めた。定年退職後、飛距離を維持しようと通い始めたのがジムだった。

 最も好きなメニューは、仰向けでバーベルを胸から上に押し上げる「ベンチプレス」。始めた64歳の時は20キロも挙げられなかったが、傘寿を超えた今、調子の良い日は65キロを挙げるといい、体脂肪率は約12%だ。

 午前はゴルフの打ちっぱなし、午後は3時間の筋トレ。コロナ禍が無ければ地元合唱団の練習にも月2回参加する。「家に閉じこもらず、自分のペースで楽しみながら無理せず続けるのが健康のためには一番」と話す。

 且田さんが通うエニタイムフィットネス名張店(同市蔵持町芝出)の清水玲央マネジャー(27)は「人の筋力は30歳くらいから落ちていくと言われるが、とても80代とは思えない肉体で、意識も高い。今まで見てきた人でこれほどすごい人はいない」と話していた。

2020年8月8日付777号4面から