早くコロナ禍が収まりますように―。そんな願いを込めたステンドグラスの「アマビエ」を、伊賀市の印章店主がショーウインドーに飾っている。【自作のアマビエを紹介する廣岡さん】

 アマビエは、伝染病の流行を防ぐ予言をしたと伝わる妖怪で、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、収束を願って描いたりモチーフを作ったりする人が増えてきた。

 4年前から趣味でステンドグラスを始めた同市上野新町の廣岡常義さん(71)は月に3回、名張市内の教室に通っているが、今年3月以降は教室も開かれず、世間の沈滞した雰囲気もあり、制作意欲も湧かなかった。

 6月に教室が再開し、知人からアマビエの作品を依頼された。最初は小さなものを作ったが、講師が持っていた更に大きいサイズの構図(縦21×横12センチ)を基にガラスの組み合わせを考え、6月下旬から7月初旬に、気持ちを集中させて一気に完成させた。

 店先にアマビエを飾った廣岡さんは「お客さんが疫病にかかりませんように。そして希望を持って頑張ろう」と笑顔でエールを送った。

2020年8月8日付777号21面から