三重県は8月3日、津市などで10代から50代の男女計18人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。この日の四日市市発表分(2人)と合わせ県内の新たな感染者は20人となり、1日当たりの人数は最多を更新した。県内でこれまでに陽性が確認された人数は、延べ144人となった。

 県によると、このうち津市の10代と20代の男女9人は三重大学医学部医学科と看護学科の学生たちで、「クラスター」(感染者集団)が発生した可能性が高いとした。7月23日と24日にはこのうち8人と8月2日に感染が発表された10代男子学生を含む14人で和歌山県に1泊2日の旅行に出かけていた他、一部は三重県内でゴルフをしたり、飲食するなどしていた。県は津保健所内に対策本部を設置し、国のクラスター対策班の派遣を要請。他の接触者の特定を進めている。

 他には鈴鹿市で20代から50代の男女5人、桑名市で20代と40代の男性2人、亀山市で20代女性1人、岐阜県在住三重県内勤務の50代男性1人の感染が判明した。東京都や愛知県、岐阜県などを訪問した人や、既に判明している患者の濃厚接触者など。

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