三重県高校野球夏季大会(県高野連主催)の2回戦7試合が7月24日あり、1回戦を勝ち上がった伊賀地域3校のうち、伊賀白鳳と名張が直接対戦。僅差が続いた試合を伊賀白鳳が8回にひっくり返して8‐2で勝利し、16強入りを決めた。名張青峰は津工に3点のリードを許すも追いつき、延長戦に持ち込んだが4‐8で振り切られ、涙をのんだ。【 名張-伊賀白鳳 8回裏伊賀白鳳二死満塁から利光君の中越え二塁打で元寺君、池口君(4)に続き久谷君が生還=四日市市羽津の市営霞ヶ浦球場で】

 名張‐伊賀白鳳の試合は初回、名張が松井達貴君(2年)の二塁打で先制。伊賀白鳳が4回に失策の間に同点とするが、名張は直後の5回、内山海斗君(同)の適時打で勝ち越す。7回まで4安打だった伊賀白鳳は8回、4番・川本昌紀君(3年)の適時打で再び同点とすると、満塁から利光大君(2年)の走者一掃の二塁打が飛び出すなど、打者一巡の攻撃で7点を奪い、名張を突き放した。

名張-伊賀白鳳8回裏 逆転を許し2番手の井上君(11)にボールを託す名張先発の鈴木君

 同点適時打を打ち、逆転のホームを踏んだ伊賀白鳳の川本君は「走者が出て、泥臭くいこうと思った。波に乗れると雰囲気も上がっていくチームだと思う」、9回に登板し3者連続三振で締めた主将の北澤源基君(3年)は「『一発で逆転はある』と信じて、気持ちを切らさずに逆転につなげられた。明日も守備から試合を作っていきたい」と話した。

 名張の主将・岩江拓海君(3年)は「1点差の緊張がずっと続いて、8回は集中し直して臨もうと思っていた。自分たちの野球はできたと思う」、8回途中までマウンドを守った鈴木一生君(同)は「低めの真っすぐを意識して投げていたが、終盤は指先の感覚がばらついていた」と試合を振り返った。

津工-名張青峰 8回裏名張青峰一死2、3塁から結城君の中安打で藤森君(左)が生還し2点差に詰め寄る

 名張青峰の相手・津工は、1回戦で昨秋の県王者・近大高専を破っている。2回までに3点をリードされた名張青峰は3回、下位からつないで勝谷秀太君(2年)の適時打で1点を返す。相手投手の疲れが見え始めた8回、結城龍之介君(1年)、小林宗太郎君(3年)の連続適時打で1点差に迫り、9回に藤森岳杜君(2年)の適時打でついに同点。しかし、タイブレークの延長10回、津工に一死から4連打を浴びて4点を奪われた。

7回から2番手で登板した名張青峰・山形航平君 (3年)

 名張青峰の主将・田居零音君(3年)は「率直に悔しい。初のタイブレークで緊張もあったと思う。2人の投手は言うことのない出来で、いつも以上に打てて守れた。今日の試合が一番良かった」と思いを語り、中柴友宏監督は「終盤の選手たちの意地を目の当たりにし、頼もしく思った。3年生は今日の経験を糧に、下級生は3年生の頑張りを励みにしてほしい」と話した。

 2回戦を終えて16強が出そろい、伊賀地域の出場7校のうち伊賀白鳳が3回戦に駒を進めた。次戦の予定は次の通り。

伊賀白鳳‐いなべ総合 26日午前8時半、四日市市営霞ケ浦球場(25日開催予定が雨天順延のため)

試合結果・予定などは「伊賀・名張の高校野球応援ブログ」(http://blog.livedoor.jp/iganabari_baseball/)に掲載予定(速報ではありません)