国の文化審議会は7月17日、伊賀市上野丸之内の「上野市駅舎」など伊賀鉄道関連4件を含む全国の196件を新たな登録有形文化財(建造物)にするよう萩生田光一文部科学大臣に答申した。【大正6年建造の伊賀鉄道「上野市駅舎」=伊賀市上野丸之内】

 JR関西線の伊賀上野駅と近鉄の伊賀神戸駅を結ぶ延長16・6キロの伊賀鉄道は、1916(大正5)年に伊賀軌道として伊賀上野駅‐上野町駅の路線で開業。22(同11)年に全線が開通し、26(同15)年に電化した。

 指定された4件はいずれも16年から22年の間に造られた。上野市駅舎は木造3階建てで、建築面積が139平方メートル。1階はコンコースと駅務室、2階は駅員の仮眠室などとして使用。屋根は急こう配の腰折屋根になっており外壁はモルタルで仕上げている。

 他は同市上野桑町の「桑町跨線橋」=写真(伊賀市教育委員会提供)=と、いずれも同小田町にある「小田第二暗渠」、「小田拱橋」の3件。桑町跨線橋はれんが造り、小田第二暗渠と小田拱橋は主に花こう岩が使われている。

 市教委文化財課によると、今回の答申で市内の登録有形文化財は52件になるという。