宇陀市室生龍口にある「たたみ工房たなか」の職人。それぞれの部屋に合わせた最適な畳を提案している。

【私のお気に入り】5年ほど前から使っている愛用のスノーボード。シーズンになると県外にまで足をのばす。

 名張市出身。小学生のころからものづくりが好きで、高校卒業後、親類でもある同店オーナーに声を掛けられ、職人の道に進んだ。

 4年間修業に励んだ後、社会経験を積むため、名張市内の企業に転職。6年間勤めたが、「自分の考えをすぐに反映できる」と畳作りの魅力を改めて認識し、4年前に再び同店で働き始め、昨年には国家資格の一級畳製作技能士を取得した。

 職人としての仕事だけでなく、営業や顧客との打ち合わせにも足を運ぶ。「お客さまとの約束を守る」ことを一番に心掛け、新しい畳に張り替えた時の部屋の仕上がり具合にやりがいを感じるそうだ。

 今後は「伝統を大切に、手縫いの技術を生かした畳を扱えるように精進したい」と意気込んでいる。

 休日は子どもと過ごすことが多いといい、「いつか趣味のスノーボードを一緒に滑れたら」とほほ笑んだ。

2020年6月13日付773号4面から