県指定天然記念物で伊賀市西之澤にあるノハナショウブ群落で6月9日、伊賀白鳳高校生物資源科の生徒が除草作業を行った=写真。花の見頃は13日ごろまでだという。

 ノハナショウブはアヤメ科の多年草で、ハナショウブの原種。群落は広さ約2500平方メートルで、 約2000株が植えられている。

 かつては周辺一帯に自生していたが、環境悪化で数が減少。約30年前に現在の私有地に移植し、株の数を増やしてきた。普段は同市川西の会社員、居附孝夫さん(48)が祖父と父の遺志を受け継ぎ、管理している。

 同高では2013年から授業の一環で作業を手伝っており、この日は草花専攻班の2、3年生24人のうち、2年生5人が作業に汗を流した。矢野陸斗君(17)は「群落を実際に見るのは初めて。一生懸命手入れしたい」と話した。