名張市赤目町柏原の自営業、岡本光代さん(42)と“同居”している5匹の雌ヤギ。それぞれの個性が際立ち、春の日差しを受けてとてもにぎやかだ。【ヤギの「芹沢さん」を愛でる岡本さん、左側は「奥谷さん」=名張市赤目町柏原で】

 犬かヤギを飼いたかったという岡本さんが、インターネットで「子ヤギがいる」との情報を見つけたのが8年前。投稿者に連絡を取り、香川県まで生後4か月のヤギを迎えに行った。

 豆柴犬くらいの大きさのトカラヤギの雑種で、譲ってもらった人の名前から「奥谷さん」と命名。日に日に大きくなり、今や60キロ超え。おとなしかった気質も荒っぽくなっていった。

 7年前に1匹、6年前に2匹と続けて出産。6年前に生まれた1匹は、人気アニメ映画のキャラクターに似ていたことから「カオナシちゃん」と名付けた。その後、ヤギの競り市で購入したシバヤギの雑種「芝田さん」と「芹沢さん」が仲間入り。更に芝田さんが産んだ「天童さん」も加わり、5匹の大所帯となった。

ヤギの「カオナシちゃん」

 神経質な奥谷さんを筆頭に、マイペースなカオナシちゃん、歯が出ていて穏やかな芹沢さん、食いしん坊だけどビビリな芝田さん、おてんばな天童さん。個性が際立っているが、野菜を差し入れしてくれる近所の人の白い軽トラックは皆大好きだという。

 「思っていた以上に懐くし、雌は体臭も少なく、ほえないので飼いやすい」と岡本さん。1番のボスは岡本さんなのに“下剋上”を狙うかのように、背を向けると奥谷さんが突いてくるそう。「奥谷さんにやられたらやり返し、威厳を保ちながら、楽しく暮らしている」とニッコリ。

2020年5月16日付YOU771号2・3面から