新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休業が続く伊賀地域の高校などでは、授業時間や日々の課題提出、情報伝達を少しでも補完しようと、可能な限りスマートフォンやタブレット端末などを使い、ウェブサービスを活用した遠隔授業やホームルームに取り組み始めた。【タブレット端末を使ったオンラインホームルームの様子(桜丘高校提供、画像を一部加工しています)】

 首都圏や関西圏出身で寮生活をしている生徒が約9割を占める私立桜丘中学・高校(伊賀市下神戸)では4月上旬から、学習課題を週ごとに各家庭へ郵送し、回答して返送する対応を取っていたが、4月13日からはこれに加え、会議や講習などができるサービス「Zoom(ズーム)」を利用し、ホームルームや体調確認などを実施。20日から暫定の時間割に基づいてオンラインゼミを開始した。

 同じく私立の近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘7)は「Google Classroom(グーグルクラスルーム)」を使い、4月27日(月)から時間割に基づいて遠隔授業を開始する。同15日には、使用するアプリの操作や出欠確認の方法などを教員らが確認し、教材の著作権についても注意喚起があった。村田圭治校長は「遠隔授業が成功するか否かは教材の質にかかっている。最初は大変だが協力して環境を整えていってほしい」と呼び掛けた。

 県立の名張青峰高校(同市百合が丘東6)では、従来からグーグルクラスルームを活用して課題の配信・提出などを行っており、臨時休業中には全校集会をライブ配信し、教職員が生活上の心得などを生徒たちに伝えた。生徒1人に1台貸与されているタブレット端末は校内での使用に限られているため、現在は生徒個人の端末や自宅のパソコンなどを利用し、映像配信や双方向での遠隔授業を実践している。

2020年4月25日付 770号 14面から