名張市立看護専門学校(百合が丘西5)で4月3日、入学式が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止で保護者や来賓の出席は見送られたが、新入生23人が決意を胸に第一歩を踏み出した。【新入生代表として決意を語る吉村さん=名張市百合が丘西5で】

 新入生は18歳から39歳までの女性22人と男性1人。式では3月に地元の名張高を卒業した吉村結女さん(18)が代表して「確かな知識や技術を身に着け、1人1人の小さな変化にも気付き、笑顔で寄り添う看護師になりたい」と決意を語った。

 松井妙実校長はあいさつで「患者を前にした時、苦しみや悲しみ、楽しみをいかに分かち合えるか試される。自ら学ぶ力と人間性を磨いてほしい」と激励。在校生代表で歓迎の言葉を述べた3年の本渡真生さん(20)は「人の命に携わる看護師を目指す上で、つらい場面に遭遇することもある。同じ志を持つ仲間を頼って」と声を掛けた。

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