JR西日本は2021年春から、関西線の亀山‐加茂間で交通系ICカードが利用できるようになると発表した。同区間を運行する車両に改札機を導入し、乗降時にタッチする仕組みで、伊賀地域から滋賀・京都・奈良方面への通勤・通学などを中心に、利便性の向上が期待される。

 ICカードのチャージ額を使い、同区間内と、亀山以東の四日市・津方面のJR東海エリアとをまたがって利用することはできないが、通勤・通学者向けには、東海・西日本エリアをまたがって使用できるIC定期券が来春発売される予定。

 草津線が接続する柘植駅では既に、草津線方面の利用にICカードが使用できる。伊賀地域では他に、近鉄大阪線は利用可能だが、伊賀鉄道は導入していない。

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