新型コロナウイルスの感染拡大に伴う小学校の臨時休校を受け、名張市の放課後児童クラブでも通常午後からの開所時間を朝に繰り上げる動きが広がりつつある。3月2日から市内でいち早く午前8時からの開所に踏み切った薦原小学校区の児童クラブ「コモコモキッズ」では4日、子どもたちが手洗いなど感染予防に励みながら思い思いに過ごす様子が見られた。【クラブ「コモコモキッズ」で丹念に手を洗う児童ら=名張市薦生で】

 同クラブには月8日間以上利用する常時登録児童が14人在籍し、休校が始まった2日からは11人が朝から利用。市が小中学校の休校を発表した2月28日には既に午前中の開所を決め、保護者にも伝えたという。

 同クラブ代表の山下要さん(63)は「普段から保護者の勤務状況を聞いており、どうしても朝から受け入れる必要があると考えた。幸運なことに支援員5人のスケジュールが合い、体制を組めた」と話す。利用する児童の母親は「市内の他の地域は、ほとんど午後からだと聞いている。本当にありがたい」と話した。

 市は3日、市内14小学校区の学童運営委員会の代表者らが集まった臨時協議会で午前中からの開所の協力を呼び掛け、 人員確保など準備が整ったクラブから各委員会の判断で開くことができると確認。薦原小学校区の他、4日からは百合が丘小学校区のクラブも開所時間を朝に繰り上げた。

 いずれも利用できるのは登録している児童で、午前中から利用する場合は各自で弁当などの昼食を用意する必要がある。