東京オリンピックの聖火ランナーに県公募枠で選ばれた、特別支援学校「伊賀つばさ学園」(名張市美旗町南西原)高等部2年の逢野響君(17)。トーチに見立てた赤いプラスチックのバットを掲げながらグラウンドを走り、4月9日の本番に向け、練習に励んでいる。

公募枠で選出 4月楽しみに

 紀宝町出身。重度の知的障害があり、実家から近い特別支援学校に通っていたが、昨年4月から親元を離れて名張市内の施設に入所し、同学園に転校した。学校では朝から、他の生徒や担任の森祐斗教諭(29)と一緒にグラウンドを10分間走るのが日課だ。

 聖火ランナーには「自立に向け頑張っている姿を見てほしい」と母の雅子さん(44)が応募した。当選を学校関係者が祝福するなか、逢野君は「頑張ります。エイエイオー」と意気込んでいた。森教諭は「トーチは重さ1・2キロあるので、もう少し重い棒を使った練習も勧めてみたい」と話した。

2020年2月22日付 766号 2面から