伊賀市島ヶ原の観菩提寺正月堂で2月12日、伝統行事「修正会」の結願法要「おこない」があり、たいまつを手にした僧侶らによる「達陀(だったん)行法」などが繰り広げられ、春の訪れや無病息災を願った。【本尊が納められた厨子の前でたいまつを振る僧侶=伊賀市島ヶ原で】 〈YouTubeで動画を見る〉

 午後1時、太鼓の音を合図に法要が始まり、鸕宮神社の神職による祝詞奏上の後、一連の行事に携わる7つの講の代表者(頭屋)と来年の頭屋(明頭)らが献香した。続いて僧侶たちは、「南無十一面観世音菩薩」と唱えながら体を投げ出す「五体投地」、本尊を収めた厨子を木の杖で激しくたたく「ほぞの木の驚覚」を行った。

 護摩木をたく煙が立ち込め、「乱声(らんじょう)衆」の男性たちがほら貝や太鼓などを打ち鳴らす音が響くなか、終盤には「火天」「水天」役の僧侶2人が木下駄を踏み鳴らしながら入堂。火天が振り回すたいまつからは火の粉が飛び、火を消す水天はサカキで水をまきながら、ともに厨子の周りを動き回り、勇壮に法要を締めくくった。

「乱声」の合図でほら貝や太鼓を鳴らす「乱声衆」