化学兵器テロを想定した合同訓練が2月10日、名張市鴻之台1の名張消防署であり、警察と消防から計35人が参加した。【オレンジ色の化学防護服を着用し不審物回収の訓練をする消防隊員ら=名張市鴻之台1で】

 訓練は、有毒な化学物資入りのペットボトルを搭載した疑いのある無人航空機(ドローン)が公園の上空で見つかったという想定で実施。操縦する不審者を警察官が確保した後、現場周囲に規制線を張り、消防に出動を要請した。

 化学防護服を着た消防隊員は、ガス測定器で安全を確認しながらドローンに近づき、不審物を密閉容器に回収。作業に従事した隊員が一人ひとりシャワーで除染するまでの流れを確認した。

 訓練の後、名張警察署の近藤順一署長は「東京五輪の聖火リレーなど大きな行事が控えている。テロの可能性も十分考えられ、更に連携を深めていく必要がある」と講評した。名張消防署では2018年に、有毒物質の処理に対応した化学防護服4着を導入している。