伊賀市一之宮の敢國神社(太郎館学宮司)で1月3日、年に3回奉納される獅子神楽(県無形民俗文化財)の「舞初式」があり、大勢の参拝者が見守る中、地元住民による保存会が7種類の舞を披露した。【「剣の舞」を披露する2体の獅子舞=伊賀市一之宮で】〈YouTubeで動画を見る〉

 同神社によると、正式な起源は不詳だが、江戸初期に同神社を崇敬していた武将・藤堂高虎が毎年、年頭の祝儀として舞わせていたと伝わり、伊賀地域各地の獅子神楽の原形とされる。現在は伊賀一宮敢國神社獅子神樂保存会が1月3日と、4月17日の舞上祭、12月5日の例祭(おんまつり)で奉納している。

 この日は午後0時30分ごろから境内で、冒頭の「広前」に続き、「四方神楽」「剣の舞」「荒舞」などが披露され、眠っている獅子を起こそうと天狗がこっけいな動きを繰り広げる「鼻高」や、2人の舞方が縦に重なった「背つぎ」=写真2枚目=などでは盛んな拍手が起こっていた。