名張市平尾の宇流冨志禰神社で12月17日、新年に向けたしめ縄づくりがあった。集まった60代から80代の総代ら約20人が、力を合わせて編み上げた。29日から飾られる。【しめ縄を編む総代ら=名張市平尾で】

 準備したしめ縄は6本で、太さ約7センチ。最も長いのは約3・5メートルあり、拝殿北隣の興玉松尾神社に飾り付ける。材料のわらは市内の酒米農家から軽トラック約1台分を10月末にもらい受け、同神社の倉庫でこの日まで乾燥させていた。

 総代長の山田朝則さん(84)は「令和になって初めての正月にふさわしい出来栄えになった」、同神社の中森孝榮宮司(69)は「今年は災害が多かったが、来年は穏やかな年になってほしい」と話していた。

 同神社では31日午後1時から今年のけがれをはらい清める大祓(おおはらい)が営まれ、1月1日は新年初めの祭礼、歳旦祭と元旦祭が開かれる。

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