12月15日正午ごろ、伊賀市四十九町の市立上野総合市民病院で電気設備の定期点検後、会計システムのサーバーコンピューターが起動しなくなる不具合が発生した。営業日だった16日も復旧せず、窓口で精算の事務ができなかった。外来診療や入院の受け入れに影響はないという。

 同病院の医療事務課によると、法令に基づく年1回の電気設備点検は午前中に終了。点検中はサーバーの電源を落としていた。16日に一部の部品を交換したが、復旧には至っていない。

 また、同日朝には透析液装置の不具合も発生。身体への影響はないが、患者23人の透析開始が半日遅れた。現在は復旧している。

 同日正午時点で退院する患者と外来の患者は計271人。再診の予約をした患者には次回来院時に精算するよう求め、再診の予定がない患者には手数料を負担しなくていい手続きを案内する。

 同病院では医事システムと透析液装置を今年度中に更新する予定だった。

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