名張青峰高校(名張市百合が丘東6)で選択授業「表現メディアの編集と表現」を受講する3年生が11月21日、新たな誘客策や観光資源の創出、保育環境の充実など、市が抱える課題の改善案を市幹部らにプレゼンテーションした。【保育士の労働環境改善について説明する生徒=名張市役所で】

 同授業で生徒たちは、動画や写真、イラストの編集、役立て方などを学び、プレゼンを通じて表現する実習を重ねており、昨年から市への提案を始めた。この日、担当の向山明佳教諭とともに市役所を訪れた生徒8人は、市幹部や担当室長らを前に1人10分ほどのプレゼンを行った。

 竹之内聡汰君は散策型のソーシャルゲームを使って若い世代に名張へ来てもらう方法、中村祐仁君は赤目四十八滝の自然環境を生かした「デジタルデトックス」ツアーの企画、宮野美佑さんは同滝を擬人化したキャラクタービジネスの可能性について、イラストや資料を交え、SDGs(持続可能な開発目標)との関わりも示しながら発表した。

 提案を聞いた亀井利克市長は「いろいろ気付きをもらえたので、参考にさせて頂きたい。自ら足を運んでいろんな方と話をして調査ができれば、もっと深い提案ができたと思う」と講評を述べ、「市では参加型観光を進めているが、名張を訪れる交流人口を、地域の人たちと多様に関わる『関係人口』に高めていきたい」と話した。