県が条例で定める11月の「いじめ防止強化月間」に合わせ、名張市平尾の近鉄名張駅前で7日、市内の郵便局長らがいじめ防止を呼び掛ける街頭活動を行った。【赤いジャケットを着て啓発物を配る郵便局員ら=名張市平尾で】

 県と日本郵便東海支社は今年3月、未来を担う子どもの育成に取り組むことなどを盛り込んだ包括連携協定を締結。その一環で8月に県内の郵便局長356人が、地域の子どもたちの見守りなどいじめ防止に取り組む「応援サポーター」に登録された。

 この日は名張や津など5市で一斉に活動があり、登録後初めて郵便局員らが参加した。名張駅では、赤いジャケットを着た名張市内の郵便局長ら12人と県教委職員2人が、「いじめの兆候を把握したら速やかに学校に連絡を」「悩みがあったら一人で悩まず相談を」と書かれたチラシなどを乗降客に配布した。

 名張桔梗が丘郵便局の中西護局長は「郵便局は、お年寄りや子どもを見守る活動を続けてきた。地域のため、いじめ防止にもしっかり取り組んでいきたい」と話した。

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