10月30日午後0時30分ごろ、伊賀市枅川にある江戸時代に建てられた国指定重要文化財(建造物)「町井家住宅主屋・書院」の壁などに傷がつけられているのを所有者の男性が発見。被害届を受理した伊賀署が器物損壊容疑で捜査している。【傷つけられた町井家住宅書院の壁(伊賀市教委提供)】

 連絡を受けて現地確認をした市教育委員会文化財課が31日に発表した。被害のあった書院西側のしっくい壁は高さ2・8メートル、幅8・4メートル。幅1ミリから1・5ミリの引っかいて削り取られた線状の傷は約8メートルにわたって十数本、何かで突いたような直径1センチから1・5センチの跡も数十個あった。

 同課によると、所有者男性が28日昼頃に壁沿いの道路を通ったときは傷に気付かなかったという。いずれも先端のとがったものを使い何者かが故意に傷つけたとみている。