認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指そうと、患者や家族、支援者らがたすきをつないで啓発する「RUN伴(らんとも)」が10月24日、伊賀市や名張市であり、112人のランナーが市街を走り抜けた。【オレンジ色のTシャツ着て走り出すランナーたち=名張市百合丘西5で】

 NPO法人「認知症フレンドシップクラブ」(本部・東京都)が2011年に始め、全国に広がっている。開催は今年で伊賀市が2回目、名張市が5回目。

 名張市のルートでは、市内の福祉施設の職員や名張署員、市職員など52人がランナーとして参加。オレンジ色のTシャツを着て、百合が丘市民センター(同市百合が丘西5)を出発後、名張青峰高や市立病院、市内の福祉施設など10か所の中継拠点を経て、69・6キロ先の津市の県庁にたすきをつないだ。

 最初の400メートルの区間で初参加した、認知症患者で特別養護老人ホーム「第2はなの里」に入所する橋本賢一さん(71)は「坂道では車いすを押してもらったが、みんなでわいわいとゴールする瞬間がとても気持ち良かった」と話していた。

 伊賀市では60人のランナーが参加。同市平田の大山田支所を出発後、市役所や上野病院、福祉施設など8か所を経由して県庁にたすきをつないだ。