10月18日から20日に開かれる伊賀市の上野天神祭にあわせ、地元の6蔵元と酒問屋がだんじり9基をラベルに印刷した伊賀酒を販売している。【「だんじり酒」やポスターを手に上野天神祭をPRする橋本代表(右)と中村会長=伊賀市役所で】

 この事業は、上野天神祭のダンジリ行事がユネスコ無形文化遺産に登録された2016年から記念として蔵元と酒販店でつくる実行委員会が始めた。だんじりと蔵元の組み合わせは、巡行の順番を決める方法に倣ってくじで決めている。

 価格はいずれも300ミリリットル入りで税別600円。市内の酒店や飲食店で取り扱っており、ダンジリ行事を維持保存する「上野文化美術保存会」(中村晶宣会長)に1本の販売につき5円寄付する。蔵元の一つで同市御代にある橋本酒造場の橋本勝誠代表(58)は「上野天神宮には酒造りの神様も祭られており、関係が深い。天神祭の盛り上げにかかわることができてうれしい」と話す。

 同保存会も祭りの関連事業として期間中に鬼行列とだんじりの現在位置が確認できるサービス「ドコニール」の提供を始め、だんじり蔵などを巡るスタンプラリーの実施、ポスター500枚やリーフレット1万部、缶バッジ700個を作った。ドコニールの情報は祭りの公式サイトからスマートフォンやタブレットで見られる。

 問い合わせはまちづくり伊賀上野(0595・51・5504)へ。

 「だんじり酒」と各蔵元は次の通り。
①向島町「鉄英剣鉾」=中井酒造場②魚町「紫鱗」=森喜酒造場③東町「桐本」=橋本酒造場④中町「其神山葵鉾」=若戎酒造⑤小玉町「小蓑山」=大田酒造⑥新町「薙刀鉾」=中井酒造場⑦鍛冶町「二東」=森喜酒造場⑧福居町「三明」=森本仙右エ門商店⑨西町「花冠」=大田酒造