名張市立薦原小学校の5年生21人が9月5日、学校近くの田んぼに生息する生き物の調査をした。児童らは泥だらけになりながら、カエルなどの生き物を追いかけた。【田んぼで生き物を探す児童たち=名張市薦生で】

 自然と生き物の関係を学んでもらおうと、JA伊賀ふるさととJA全農みえの協力で実施した。調査したのは6月に児童らが稲を植えた田んぼで、カエルやトカゲ、コオロギなどをたも網で採取し、図鑑で名前を調べ、特徴を観察した。

 田んぼの管理人である松並昭男さん(71)は「6月の田植えと比べて、生息する生き物の違いを感じ取ってもらえたら」と話した。カエルを見つけた友定渉磨君(10)は「前に、たくさん見つけたオタマジャクシがカエルになってびっくり」と笑顔を見せた。

 調査後は、児童らが植えた稲の収穫作業を体験。収穫した米は、おにぎりにして味わう予定だという。

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