夏休みを利用した「光る泥団子教室」がこのほど、伊賀市丸柱地区市民センター(同市丸柱)で開かれた。市内の小学生9人が砂の泥団子を磨き、色鮮やかに光る泥だんごを作った。【泥だんごに色を付ける児童たち=伊賀市丸柱で】

 同地域まちづくり協議会が開く、交流会の一環。ものづくりに興味を持ってもらおうと「伊賀市左官業組合」協力で開催した。

 泥だんごは左官職人が壁塗りに使う生石灰クリームをベースに塗る。児童たちは、磨き台で形を整えた後、青や黄に着色して、フィルムケースで光沢が出るまで磨き上げた。講師を務めた同組合の福森重徳さん(49)は「完成した時の達成感を味わってほしい」と話した。

 作業をした同市阿山小学校4年の城美咲さん(9)は「割れないように磨くのは難しかった。奇麗にできたら部屋に飾りたい」と笑顔を見せた。

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