8月17日から兵庫県姫路市で開かれる「第50回全国中学校柔道大会」に、三重県代表として名張中学校(名張市丸之内)柔道部が男子団体と個人で出場する。男子団体の出場は20年ぶりだ。 【全国大会に向け意気込む名張中柔道部男子団体メンバー】

「役目果たす」「一戦一戦積み重ねて」

 部員は3学年計21人で、経験者が中心の3年生を除き、中学から柔道を始めた生徒がほとんど。7月に地元であった県予選を制し、団体と個人で出場を決めた。

 団体メンバーはいずれも3年生で、主将の山村洸斗君(14)、村山貴哉君(14)、吉田燦太君(14)、福尾進悟君(15)、岡﨑祐大君(14)、川上源代君(14)の6人。個人では吉田君が81㌔級に出場する。

練習に打ち込む部員たち

 部のモットーは「執念」と「気迫」。県予選準決勝で敗退した1年前の悔しさを糧に、練習では前向きな掛け声で士気を高め、互いに技を高め合うチームワークづくりに励む。市内にある強豪・名張高校や県外のライバル校にも出向いて練習を積み、力をつけてきた。

個人戦も出場

 2年前から指導する森田知徳教諭(29)は「3年生は元々力があったが、結果が出なかった。この1年でまとまりが格段に良くなり、団体戦で自分の役目を果たせるようになった」と評価。背負い投げが得意な山村君は「名張高のように全国8強を目指したい」、大内刈りが得意な吉田君は「一戦一戦積み重ね、個人では優勝を目指したい」と意気込みを語った。

2019年8月10日付753号16面から

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