夏の交通安全県民運動が7月11日に始まり、伊賀、名張両署管内で出動式があった。期間は20日までの10日間で、横断歩道での事故を防止する歩行者優先の徹底などに取り組む。【横断歩道を渡る上野西小児童の登校時に合わせ、街頭指導する伊賀署員=伊賀市上野丸之内で】

 伊賀署管内では伊賀市四十九町の市役所1階ホールで出動式があり、署員や県市の担当職員、市議、交通安全団体の関係者ら約100人が参加した。西久保陽署長は「悲惨な事故を1件でも減少させるよう悪質な違反に対する取り締まりの徹底や各種機関や団体と連携をした活動を実施していく」とあいさつし、参加者に理解と支援を求めた。

 同運動の初日は県警が毎月11日に設定した「横断歩道SOSの日」にあたることから、同市上野丸之内にある丸之内交差点の横断歩道では市立上野西小の児童たちが事故に巻き込まれないよう署員が街頭指導を実施。他にも市内の小学校周辺を中心に計15か所で交通指導取り締まりなどを行った。

 同署によると、今年1月1日から7月9日までに発生した交通事故の総数は1289件(前年同期比89件減)。うち人身事故は62件(4件減)、交通死亡事故は2件2人(同増減なし)で、亡くなったのはいずれもバイクを運転中の男性だった。

 一方、名張署管内の出動式は伊賀市阿保の青山公民館2階中ホールであり、約70人が参加した。

 同署の近藤順一署長はあいさつで、管内の交通事故件数が減少しているとしつつ、「飲酒運転が一向に無くならない。皆さんの力を貸していただき、より良い交通安全を目指したい」と協力を求めた。

 続いて青山老人クラブ連合会の松本新一会長が「正しい交通ルールとマナーを実践し、交通事故の防止に努め、他の高齢者の模範となるよう宣言します」と交通安全宣言を読み上げた。

 同署によると、今年1月1日から7月10日までに発生した交通事故の総数は1190件(前年同期比50件減)。うち人身事故は54件(同35件減)で、交通死亡事故は0件0人(同1人減)。