桔梗が丘中学校(名張市桔梗が丘1)武道場で活動する剣道道場「桔梗練武館」の道場生たちは、自分と向き合い、剣の道を通じて人の道を学ぼうと稽古に励んでいる。掲げる道場訓は、剣豪・宮本武蔵が戦いに臨む心構えを表した「戦気」だ。【県大会の賞状を手にする道場生ら=名張市で】

 少年剣士が集う創設15年目の道場には、年長児から中学3年までの男女12人が所属し、水、土、日曜の週3回、汗を流す。蟹江伸年館長(52)ら4人の指導者が、「礼に始まり礼に終わる」基本を守り、厳しくも愛情あるサポートを続けている。

優勝候補破る

 5月3日に津市であった県大会では、小学生低学年の部の団体戦に出場、男女5人の活躍で準優勝と躍進。トーナメント3回戦で、優勝候補だった道場を僅差で破り、勢いづいた。蟹江館長は「近年珍しい好成績。実力のある大将が、他の4人を引っ張ってくれた」と振り返る。

 大将を務めた、すずらん台小4年の籔井花梨さんは「優勝できなかったのが悔しい。全国で活躍できるくらい強くなれるよう稽古を頑張りたい」と意気込む。道場生たちは今後、秋の市大会などに向けて鍛錬を続けていく。

 同道場では、道場生を募集している。

 問い合わせは蟹江館長(0595・65・0620)(串膳)まで。

2019年6月8日付749号2面から

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