伊賀市柘植町の柘植歴史民俗資料館で、企画展「ワニがいたゾウもいた360万年前の伊賀」が7月7日まで開かれている。午前9時から午後4時半まで。月曜休館。入場無料。【館内の展示の様子=伊賀市柘植町で】

 約6千から7千点の化石を発見し、同市上野玄蕃町にある自宅で伊賀まちかど博物館・北田化石展示室を開いている「伊賀盆地化石研究会」の北田稔会長が、所蔵する化石のうち約100点を展示している。服部川などで発掘されたもので、「ミエゾウ」ことステゴドン・ミエンシスの足跡の化石やワニの歯の化石などもある。

 同資料館がある柘植町や、同市の大山田地区はその昔、琵琶湖の元となる「古琵琶湖」で、ゾウやワニがいたことがわかっており、展示品は当時の様子を伝えている。北田会長は「この地域に湖があり、いろいろな生物が生活していたことを知ってもらえたら」と話した。

 問い合わせは同資料館(0595・45・1900)へ。(この記事は6月12日から3日間YOUで職場体験学習をした名張市立赤目中2年の今江響一君、水本明日希君が担当しました)

2019年6月22日付750号25面から

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