「いつまでも初心を忘れず、市民の目線に立ってより良いサービスが提供できるよう頑張りたい」。名張署交通課の警察事務官。手続きで訪れた人を真っ先に迎える“署の顔”だ。

 伊勢市出身で、同署が初任地。専門学校を卒業後、試験を経て三重県警に採用された。小学3年生の時、落とし物を交番に届けて褒められたことがきっかけで警察官に憧れを抱くようになった。

 昨年4月から車庫証明や道路使用許可などの窓口を担当している。専門用語が多く使われるなか、「どうしたら簡単な言葉で説明できるか」と工夫を重ねる。

 勤務を始めて半年後、申請書記入例の説明表示が不十分だと感じ、間違えやすい箇所が明確に伝わるよう改善を提案。上司から「以前より分かりやすくなった」と評価され、手続き時間の短縮や記入ミスの減少につながった。「これからも自分から考え、行動し、職場や地域に貢献したい」と笑顔で話す。

 趣味は旅行。温泉好きの友人と各地の観光スポットを巡っている。

【私のお気に入り】
両親や地元の友人から届いた手紙。離れていても、応援してくれる強い味方がいる。

2019年5月25日付748号5面から

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